肉親や近親者、ごく親しい間柄の場合には喪服を用意して、できるだけ早く駆けつけます。その際には平服でかまいませんが、なるべく地味な服装を心がけます。ちなみにこのときには香典は持参せず、通夜か告別式の日どちらかに持参します。
一般的な友人・知人の場合には、すぐには訪問せず、通夜や告別式に参列しましょう。遺族はお葬式の準備や弔問客の対応などで、非常に忙しいときです。かえって迷惑になってしまうこともあります。
中央部 |
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千葉県でも近代化の進んだ都市部や新興住宅地では、自治会と言う名称で地域活動していますが、昔から古いしきたりの残る山村や農村、漁村部では、今なお葬儀の際「葬式組」「斑」と呼ばれる隣組組織があり、強い結びつきのもとで通夜、葬儀の準備や手続きなどを喪家に変わって行っています。
また、通夜では「年寄り講」を行います。これは葬式組が僧侶と一緒に念仏を唱える念仏講のことです。さらに、納骨の際には「四本旗」といわれる埋葬品の準備も行います。
その他には、長寿銭を配る地域や、親族が告別式で焼香の前に酒を回し飲みをする別れの盃(松戸周辺)や、出棺は青竹の下をくぐる風習(匝瑳市周辺)などがあります。
葬儀費用は会場の規模や参列者の人数によって違ってきますが、千葉県の葬儀費用は平均188万円です。全国平均では180万円ですので、千葉県は全国平均よりやや高めです。
これは、葬儀費用の中でも飲食接待費のお金をかけて、参列者をもてなす傾向にあり、葬儀に関しても故人の思い出の映像を写したりするなどの演出をするため割高になっています。
近年は、農村、漁村部とも高齢化や過疎化の影響もあり、葬儀なども簡素化が進んでいます。このような世相を汲んで葬儀社もさまざまな格安プランを提案して、通夜から火葬、精進落としまで一会場で賄えるような仕組みを作っています。